会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

阪大院教授、経費二重取りの疑い 遊興費などに使用か(朝日より)

阪大院教授、経費二重取りの疑い 遊興費などに使用か

収賄罪で起訴され背任容疑で逮捕された大阪大学教授が、大学とゼネコンから研究費を二重取りしていたという記事。

「捜査2課によると、××容疑者は2013~16年度、規定に反して大学に無届けのまま、贈賄側の「東亜建設工業」(東京都新宿区)、「飛島(とびしま)建設」(同千代田区)と鉄筋コンクリートの柱などの耐震性能を調べる共同研究を実施。両社から研究費名目で約1400万円を受け取りながら、大学に約1千万円の研究費を支出させて損害を与えた疑いがある。」

「一方、両社からの1400万円は××容疑者の妻が代表である「CES構造研究所」(愛知県豊橋市)の法人口座に入金された。実際は研究に使われず、××容疑者の遊興費や生活費に充てられたという。××容疑者は11年4月から同研究所の取締役を無報酬で務めていると大学に届け出ていた。」

ゼネコンの方は、実態のない会社だということを知らないで支払いを行ったのでしょうか。大学への委託研究の費用として支出していたのなら、支出先がおかしいということはわかるのでは。支払い業務に関する統制が甘かったのでしょうか。
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