2カ所の郵便局の幹部2人が、「料金別納」郵便の支払いで使われた切手を金券ショップで換金していたという記事。換金額は、計約5億4千万円にもなるそうです。
「悪用されたのは、個々の封筒やはがきに切手を貼る代わりに、料金相当額を現金や切手で一括して支払う料金別納の制度。社内規定では、別納の支払いで使われた切手は、窓口の郵便部で「使用済み」を示す消印を押したうえで、総務部で細断処分することになっていた。
関係者によると、同時に大量に出すと料金が割引になる郵便物の支払いで、シート状になった切手が持ち込まれた場合、郵便部の担当者が「どうせ細断されるから」と考え、消印を押す手間を省いて総務部に回すことがあった。」
芝郵便局の場合、切手の細断処分を実行する立場だった総務部課長(40代男性)が不正をやっていたそうです。もう1件の神田郵便局では、郵便部課長代理だった50代男性が、総務部に回る前の未消印の切手を持ち出していたとのことです。
国税局の指摘があったそうです。
日本郵便に5億円余申告漏れ指摘 切手不正に持ち出し大量換金(NHK)
「こうした切手は本来、細断するなどして処分する必要がありますが、幹部は大量の切手を不正に持ち出し換金の総額はおととし3月期までの3年間でおよそ5億4000万円に上っていたということです。
東京国税局はこの5億4000万円は日本郵便の所得として計上すべきだと判断し、申告漏れを指摘したということです。」
(仮に、切手の販売=売上、という会計処理だとして)売上の計上もれだったということでしょうか。
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