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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

五輪組織委元理事を強制捜査 AOKIから4500万円―自宅捜索、汚職に発展か・東京地検(時事より)

五輪組織委元理事を強制捜査 AOKIから4500万円―自宅捜索、汚職に発展か・東京地検

東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の元理事(電通元専務)へのわいろ疑惑で、東京地検による強制捜査が行われたという記事。

「東京五輪・パラリンピック組織委員会の高橋治之元理事(78)側が、大会スポンサーの紳士服大手AOKIホールディングス(横浜市)から多額の資金提供を受けた疑惑で、東京地検特捜部は26日、東京都世田谷区の高橋元理事宅などを家宅捜索し、強制捜査に乗り出した。」

「関係者によると、高橋元理事は、組織委とAOKIが2018年10月に締結した「オフィシャルサポーター」契約をめぐり、便宜を図った謝礼で17年秋から大会閉幕の21年秋までの約4年間に、自身が会長を務めるコンサル会社「コモンズ」名義の口座を通じて計約4500万円を受領した疑いがある。

組織委の役職員は特別措置法で「みなし公務員」と定められ、職務に関する金品の受領が禁じられている。」

高橋氏側の反論も書かれています。

資金提供したとされるAOKIホールディングスは、ノーコメントだそうです。

電通にも捜査が入っています。

五輪利権にメス、組織委関係者「早く解明を」…スポンサー募集役の電通にも動揺走る(読売)

「電通は東京大会で、組織委からスポンサーの募集を「マーケティング専任代理店」として委託されていた。スポンサー企業が公式ライセンス商品を販売する権利を得るにはデザインや品質について組織委の承認を受ける必要があるが、承認や企業との調整などの業務を一手に担っていた組織委マーケティング局には、電通社員が多く出向していた。」

「高橋氏側に、17~21年に計4500万円超を提供したとされているAOKI側。創業した青木 拡憲ひろのり 前会長(83)は、高橋氏と十数年来の知人という。2人はゴルフ事業などを通じて親交を深め、東京大会招致の際も、高橋氏がAOKIをスポンサーに誘うなど協力関係が続いたとみられる。」

高橋・五輪組織委元理事 「誰も逆らえない存在」「電通も持て余す」(毎日)

「組織委の別の元理事は、理事会で「電通側に配分されるスポンサーの協賛金が大きすぎる」と意見したところ、高橋元理事から「きちんと経費として使っている。それだけ費用がかかるんだ」と色をなして反発されたという。証言した元理事は「電通の立場で発言しているようだった」と振り返った。」

組織委の業務の中で不正が行われた疑惑があるのですから、本来は、余罪の有無も含めて、組織委がきちんと調べるべきでしょう。高橋氏が自分のポケットに入れた分、AOKIから受け取るべき協賛金が目減りしている可能性や、AOKIに支払うユニフォーム代金などが水増しされた可能性もあるわけでから、組織委にとって人ごとではないはずです。

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