岸田首相 “税収増加分の一部を国民に還元” 所信表明で強調へ
岸田総理大臣が臨時国会で行う所信表明演説の中で、税収の増加分の一部を国民に還元することを表明するという記事。
「この中では、今後の政権運営で経済を最優先するとした上で、今月末をめどに策定する経済対策をめぐり、急激な物価高に賃上げが追いつかない現状に触れ、減税も念頭に、経済成長による税収の増加分の一部を国民に還元することを強調しています。
そして、自民・公明両党に所得税の減税を求める声がある中、近く与党の税制調査会に具体策の検討を指示するとしています。」
岸田首相が「減税具体化」を与党税調に指示へ、２３日の所信表明…所得税の措置が焦点（読売）
「演説の原案では、「成長による税収の増収分の一部を公正かつ適切に『還元』し、物価高による国民の負担を緩和する」と強調した。物価高に賃金上昇が十分に追いついていないとの認識を示し、今回の税収還元策を「デフレ完全脱却のための一時的緩和措置」と位置づけた。
その上で、政府・与党による政策懇談会を近く開き、「与党の税調に早急な検討を指示する」と明記した。検討対象の税目に関しては、演説で言及しない方向で調整している。」
素直に考えれば、所得税減税ということになりますが．．．。
また、デフレ脱却という以上、物価高自体をなんとかする（金融を引き締めるとか円安を止めるとか）つもりはなさそうです。
そもそも、税収の増加が成長によるものだというのもあやしい。
