中国財政省が、中国資本の大型会計事務所を10前後育成する方針を打ち出したという記事。
「財政省の方針によれば中国国内の有力会計事務所によるM&A(合併・買収)を後押しし、国際業務も可能な大型事務所を育成する。中規模の事務所も200程度育成、上場企業に監査サービスなどを提供できる環境を整備する。」
中規模事務所はともかく、国際的に展開するような事務所を、ビッグ4以外に育成するというのは、相当困難な事業です。特に中国国外のネットワークの構築が非常に難しいでしょう。(1国1事務所ではなく、中国資本の複数の事務所と提携することを、ビッグ4に強制すれば、可能かもしれませんが)。
いずれにしても、先を考えずに、大手監査法人を解散に追い込み、監査法人業界の寡占状況を悪化させてしまった日本の金融庁とは、考え方が全く違うとはいえます。
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