会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

クボタ、所得隠し2億6千万円 国税局の指摘で追徴納付(朝日より)

クボタ、所得隠し2億6千万円 国税局の指摘で追徴納付

大手機械メーカーのクボタが税務調査で約2億6千万円の所得隠しを指摘されていたという記事。

「関係者によると、問題とされたのは、クボタが13年1月以降、農業機械など自社製品の国外販売を担う欧州の子会社数社に支払った奨励金の会計処理。この金は、クボタから製品を仕入れた子会社が現地の代理店に商品を卸す際の値引き分にあてたり、代理店の販売実績に応じて渡すボーナスの原資にしたりしているという。

クボタは、各子会社が将来の販売計画で示した必要経費をもとに奨励金の額を算定。これを経費として計上できるのは費用の発生時点で、今回の場合、子会社が実際に奨励金を使った時点となる。だが、同社は子会社への出荷時点でこの金を経費に計上していた。この会計処理について、国税局は「将来に計上すべき経費を前倒しし、故意に利益を圧縮した」とみなし、所得隠しと認定したという。」

売上とひも付きのリベートであれば、売上時の計上でもよいような気がしますが、販売会社における販促費を一部補てんするということであれば、実際に使った時の経費なのでしょう。
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