ソフトバンクが、保有するSBIホールディングスの株式を一部売却し、持分法適用会社から外したという記事。売却した株式のほとんどをSBIが購入しています。
親会社から子会社や関連会社に何かを売却しても、通常、連結決算では消去されますが、その子会社・関連会社の株式は別です。連結グループ外に子会社・関連会社株を売却する取引と、それを子会社・関連会社が自己株式として取得する取引に分けて考えて処理するからですが、何となく居心地の悪い処理です。
SBI株の売却により、ソフトバンクの出資比率は19.2%(SBIによる自己株取得後の数値)になります。関連会社に該当するかどうかの判定では、出資比率15%以上20%未満はグレーゾーンです。関連会社からはずしたということは、ソフトバンクからSBIへの影響力がなくなったということなのでしょうか。
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