会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

レバノン逃亡のゴーン容疑者「日本の刑事裁判で自分守れない」(NHKより)

レバノン逃亡のゴーン容疑者「日本の刑事裁判で自分守れない」

日産ゴーン事件のドキュメンタリー映画が日本のサイトで配信開始されたことの関係か、ゴーン氏が日本のメディアでインタビューに応じているようです。これは、NHKによるもの。

従来どおりの主張のようです。

「元会長は逃亡の動機について「日本の刑事裁判は、99.4%が有罪になると知って自分を守ることができないと思った。迫害され、家族も不当な扱いを受けるなか、自分の身を守るには日本を離れるしかなかった」と逃亡を正当化する主張をしました。」

「去年8月の大規模爆発などで混乱が続くレバノンの政府が、身柄の引き渡しに応じる可能性について尋ねると、「私はレバノン市民で引き渡しはありえない」と主張したうえで、「私を裁判にかけたいなら、日本の検察はレバノンで裁判を受けられるよう捜査資料をレバノン当局に送ればいい。しかし、日産との陰謀によって仕組まれた起訴だとばれるので、できないのだろう」と持論を述べました。」

新旧の駐日米大使も、日本の司法を批判しています。

日産元幹部の長期拘束、次期駐日米大使が解決へ意欲(日経)

「米国の駐日大使を務めた共和党のウィリアム・ハガティ上院議員は20日、日本の司法当局に拘束されている日産自動車元幹部について「不当で野蛮な扱いに苦しんでいる」と主張し、早期の釈放を訴えた。ラーム・エマニュエル次期駐日大使は「最優先課題」と位置づけて解決へ取り組むとした。」

「ハガティ氏はケリー被告の拘束が長期に及んでいると指摘。「日本の司法制度は時代遅れだ」と批判し、エマニュエル氏に釈放に向けて日本政府へ働きかけるよう求めた。ハガティ氏は南部テネシー州選出の上院議員で、ケリー氏も同州出身だ。」

これも「不当で野蛮な扱い」のひとつでしょう。

東京拘置所、就寝と昼寝以外は「横になったらダメ」 弁護士会が「人権侵害」改善求める(弁護士ドットコム)

「東京弁護士会は10月18日、東京拘置所に対して、刑事裁判の判決が確定していない被収容者(未決被拘禁者)が規定の時間帯以外では身体を横たえること(横臥)を禁止しているのは、憲法に定める人権を侵害しているなどとして、現在の運用を改め、申告による横臥を認めるよう勧告した。」

「勧告書では、東京拘置所が横臥を一般に認めない運用は、未決被拘禁者の人格的自律権(憲法13条)を侵害し、また奴隷的拘束を強いるもの(憲法18条)だとしている。」

これは「時代遅れ」の例。

法廷でパソコンに電源を使うな…横浜地裁裁判長の“屁理屈”に弁護士たちが抗議して“大喜利状態”(Yahoo)

「「国の電気ですから、私的とか、仕事上かもしれないけど、自前の電気でやってください。そのように各地の裁判所でもしています」

9月27日、横浜地方裁判所。パソコンを法廷内のコンセントにつなごうとした高野隆弁護士に、横浜地裁の景山太郎裁判長はそう言い放った(景山裁判長の発言内容は、高野弁護士のブログより)。」

ゴーン被告が今乗ってる車は? デーブ・スペクターが本人インタビュー(レスポンス)

「「今後また自動車業界に戻る可能性は?」との質問に対しては、「戻らないと思いますが、既にオンラインでコンサルティングなどを行っています。CEO(最高経営責任者)のようなリーダー的な役割ではなく、成長したい企業や製品を開発したい企業のアドバイザーといった役割になると思います」と話した。

「車は何に乗っていますか?」と問われると、「4WDの『パトロール』です。日産の車で、私が開発段階から関わっていました」と述べた上、「非常に頑丈で、ちりやほこりにも強い」とその性能を褒めたたえた。」

ゴーン元会長「逃走、後悔していない」 映画化めぐりインタビュー(朝日)

「自身が出演するドキュメンタリー映画「カルロス・ゴーン 最後のフライト」(U―NEXTで配信中)をめぐる取材で自分は無罪だと改めて訴えた。」

「映画ではルノーに日産の支配権を握らせたいフランス側と、反対する日産側との対立があったと示唆されている。ゴーン元会長はルノーと日産の関係について「仏当局は合併を望んだが経営の観点から反対した」と述べた。合併ではなく持ち株会社のもとでの経営統合を検討していたという。ルノーと日産に加え、欧米自動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービルズの参加も探っていたことを明かした。」

「懲役2年の求刑を受けた元代表取締役のグレッグ・ケリー被告(65)について、「無実だ。一刻も早く自由の身になるべきだ」と述べた。ケリー元役員が逮捕されてから約3年たっても裁判が終わっていないことも批判した。」

カルロス・ゴーン被告 自らの主張語る 2019年 保釈中に国外逃亡(FNN)

「カルロス・ゴーン被告「逃亡が自分を守るための唯一の方法だった。失うものは何もなかった。日本では『人質』で何年もとどまることになったはず。裁判が長くなることもわかっていた」

また、ゴーン被告は、日本の刑事裁判の有罪率が99%であることは「人権侵害にあたる」と主張し、検察の取り調べを批判した。

カルロス・ゴーン被告「(裁判で無罪を主張するのは不可能だった?)検察は、私の主張に興味を持っていなかった。そもそも興味を持っていなかった」」

日経のインタビュー動画はよくまとまっています。





虚偽記載容疑の話は、1分40秒ぐらいからです。

コメント一覧

きんちゃん
在任中に支払いは確定してる。
だから有価証券報告書に記載義務がある。
退任後に支払いが確定して記載義務があるのに支払われていない。

これがすべてではないでしょうか。

簡単な数式です。

確定+記載=支払い

未払い=未確定+未記載

確定して記載義務があるなら支払われいます。
しかし現実は未払いです。
未払いということは確定してないので記載する必要もない。

日産が支払っていない事で答えは出てるのではないでしょうか。
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