日本航空が行おうとしている企業年金の削減について、受給権を持つ退職者の3分の1以上が年金減額に反対する署名をしたという記事。退職者の団体が公表したものです。
「日航は政府支援を受けて経営再建中。年金削減で10年3月期に880億円の収支改善を目指す方針だ。具体的なカット率の提示はまだしていないが、西松遥社長は5月に、現役とOB全員に「5割超の減額となる可能性もある」との文書を送っている。
関係者によると、日航の企業年金は年4.5%の利回りを保証する確定給付型を中心にした仕組み。退職金の一部も年金運用に回した退職者だと、厚生年金も含めた支給額が月40万円を超える人もいる。60代の退職者の一人は「5割カットなら支給額が10万円程度減る」とみる。」
JAL企業年金の改定について考える会
従業員(特に元従業員)からすれば会社に対して債務免除してやるのと同じですから、反対するのはわかりますが・・・。
なぜGMは転落したのか―アメリカ年金制度の罠 Roger Lowenstein 鬼澤 忍 by G-Tools |
もっとも、いろいろ調べてみると、燃料油のヘッジ取引の失敗の影響の方が大きいという意見もあるようです。