会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

監査人交代事例4件、うち2件は新日本の退任(10月12日~21日)

最近の監査人交代事例です(10月12日~21日発表分)。

1.エヌ・ピー・シー(東証マザーズ)

公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

新日本→監査法人 東海会計社、の交代です。

交代理由は、継続年数、監査対応、監査費用の3点セットです。

「当社の会計監査人である EY 新日本有限責任監査法人は、2021 年 11 月 25 日開催予定の第 29 期定時株主総会終結の時をもって任期満了となります。同監査法人については、監査継続年数が長期化していること、及び当社の事業規模に適した監査対応と監査費用の相当性について複数の監査法人と比較検討を行った結果、上記3.に記載した理由の通り、新たな会計監査人として監査法人東海会計社を選任するものであります。 」

現監査人の継続監査期間は、17年です。

2.ポエック(ジャスダック)

会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

新日本→太陽有限責任監査法人、の交代です。

これも3点セットです。

「現在の会計監査人につきましても、会計監査が適正かつ妥当に行われる体制を十分に備えているものと考えておりますが、監査継続年数が長期化していることを踏まえ、当社の事業規模に見合った監査対応及び監査費用の相当性について、複数の監査法人と比較検討してまいりました。」

現監査人の就任年は、2017年であり、そんなに長くはありません。

3.エム・エイチ・グループ(ジャスダック)

一時会計監査人の選任に関するお知らせ(PDFファイル)

すでに監査人の退任は開示されていましたが、後任が監査法人アリアに決まったそうです。

「2021年9月28日付「会計監査人の異動に関するお知らせ」で開示いたしましたとおり、当社は、2021年9月28日付で、当社の会計監査人でありましたシンシア監査法人が任期満了により退任いたしました。当社は、後任の会計監査人の選任にあたり当社の業種や事業規模、業務内容に適した監査対応、監査費用の相当性等について複数の公認会計士等より比較検討してまいりました。

この度、当社監査役会は、当社の会計監査人が不在となることを回避し、適正な監査業務が継続的に実施される体制を維持するため、前述の比較検討結果を踏まえ、監査法人アリアを一時会計監査人に選任することを決議いたしました。」

4.ほ ぼ 日(ジャスダック)

会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

東陽監査法人→太陽有限責任監査法人、の交代です。

現監査人から監査報酬増額の話があったことがきっかけのようです。

「監査役会は現監査法人の監査継続年数が上場準備期間を含めて長期にわたっていること、また、同監査法人から監査報酬の増額についての説明があったこと等から、今後の当社の事業展開を加味した上で、監査業務と監査費用の適正性・合理性を複数の監査法人で比較検討してまいりました。」

現監査人の就任年は、2006 年です。
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