会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

東芝米子会社、元従業員が不正=水増し発注で利益、被害額不明(時事より)

東芝米子会社、元従業員が不正=水増し発注で利益、被害額不明

東芝の米国子会社の元従業員が取引先の経営者と共謀し、不当な利益を得る不正行為があったという記事。会社が発表したそうです。

水増し価格で工事費などを発注し、不正に利益を得ていたとみられる。元従業員が関与した取引は2011年以降で100億円規模に上るが、被害額は調査中。」

不正の手口はどの国でも似ているようです。100億円のうちの何パーセントかが被害額になるのでしょう。

当社海外子会社における元従業員の不正行為に関するお知らせ(東芝)(PDFファイル)

「当社米州地域総括現地法人Toshiba America, Inc. (以下、 TAI)は本年6 月から8 月にかけて米国子会社を対象に各社の企業風土・コンプライアンスに関するアセスメントを実施し、TIC における不正事案の徴候を発見いたしました。 これを受けて、 TAI が外部の専門家を起用して調査を実施したところ、 TIC の従業員が取引先の経営者と共謀し、不当な利益を当該取引先に供与し、その利益の一部を当該従業員自身へ還流させていた疑いが判明いたしました。TIC における当該取引先との取引は2009 年に開始され、当該従業員は遅くとも2011 年以降、虚偽の書類を用いる等して、 TIC から当該取引先に対してつり上げられた価格で建設工事やメンテナンス業務が発注されるよう仕向けていた可能性がありますが、具体的な不正取引の時期及び被害額については現在調査中です。」
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