官主導の"飛ばし"や"隠ぺい"はアベノミクス第3の矢に反する行為だ!
自民党の塩崎議員が「中小企業等金融円滑化法」の期限切れ問題を取り上げたコラムです。
金融庁の金融検査マニュアルの問題点をいくつか挙げたうえで、以下のように批判しています。
「こうした本来の企業会計の理念からも、公正な情報開示の哲学からも逸脱する操作によって、本来なら「不良債権」となるべきなのに、そう計上されていない「隠れ不良債権」がありそうだ。その「隠れ不良債権」が30兆円近くに達しているのではないか、と推測する金融専門家もいる。
まさに借り手にモラルハザードをもたらし、事実上銀行の粉飾的決算へと誘導するかのような指導が、金融庁主導で行われていると言っても過言ではない状態なのではないか。銀行の個別引き当て・債権放棄等が遅れれば、本来回すべきところに資金が回らず、真に救われるべき企業の再生を阻害し、健全な経済成長は損なわれる。
こうなると、もはや問題先送りのための官主導の「飛ばし」「隠蔽」と言われても致し方ないのではないか。いずれ破綻することになれば、結局、誤魔化し続けた分だけ、日本経済に余計にダメージを与えることになる。厳格な資産査定に基づく銀行の適切な個別的貸し倒れ引当をし、同時にそのカネを新規、成長しうる分野に回すよう促すことこそ、本来あるべき政策のはずだ。」
海外では、IASBやFASBが何年もかけてローンの減損について議論していますが、日本の場合は、金融庁が検査マニュアルをちょこっと変えるだけで、引当て方針が変わってしまうようです。正式の会計基準は変わっていないわけですから、本来は、監査人が「職業的懐疑心」を発揮して、厳しく判断すべきはずですが・・・。
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