不動産開発大手の森トラストが、税務調査で約400億円の申告漏れを指摘されていたという記事。
「関係者によると、国税局が申告漏れを指摘したのは、同社が取得したホテル「虎ノ門パストラル」(同)の跡地をめぐる経理処理。同社は跡地を売却することにして、取得時の価格とその時点での評価額の差額を損失として計上した。だが、国税局は土地を売却しようとした形跡はなく、販売目的の所有とは認められず、損失の計上はできないと指摘したという。」
販売目的だったとしても、税務上、そう簡単に評価減が認められるとも思えませんが・・・。
不動産大手「森トラスト」が400億円申告漏れ 東京国税局指摘(産経)
「関係者などによると、同社は20年1月、不動産投資会社と共同で旧虎ノ門パストラルの土地約1万6千平方メートルと建物を約2300億円で取得。大規模な再開発を行う予定としていたが、不動産投資会社が22年に上場廃止したため、土地の評価損約400億円を税務上の損金とした。国税局は、同社が跡地を売却しようとした形跡がなく、販売目的の所有とは認められず、評価損は損金に算入できないと判断したとみられる。」
単純な不動産評価減ではなく、この不動産投資会社との取引に絡んで、損失を計上したということなのでしょうか。
本日の一部報道について(森トラスト)(PDFファイル)
森トラストグループ 2014年3月期業績報告(同上)
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