カネボウ粉飾決算の刑事裁判で中央青山監査法人の元代表社員3名が有罪となったという記事。
朝日はなぜか力を入れて報じています。
元公認会計士3人に有罪判決 カネボウ粉飾決算
会計士の2割が辞職の意向、中央青山監査法人
不正監査「負の連鎖」 黙認繰り返す カネボウ粉飾公判
粉飾は有罪となった会計士が担当する前から行われています。次のような記事を読むと、被告が気の毒にさえ感じます。
「神田被告がカネボウの監査担当になったのは99年3月期。食品部門の不良在庫が145億円分に上ることを同社の担当者から明かされ、「どうしてこうなっちゃったんだ」と思った。同社の倉庫を訪れて、積み上げられた商品を調査。同社は賞味期限の切れた缶コーヒーなど、20年以上前に製造された食品も在庫計上していた。」
会社との関係も相当すさんでいたようです。
「 また、生活用品部門の架空売り上げを指摘した際には、部門長から机を激しくたたかれ、怒鳴られながら抗議を受けることもあったという。
だが、徳見清一郎被告(59)は神田被告の報告を受け、不良在庫の適正処理をカネボウに求めた。その担当者は「先輩会計士は(在庫の資産計上を)承認していた。カネボウが倒産したら、(過去に)認めてきたことも世間に出るよ」。この言葉に、適正処理の正論を引っ込めてしまったという。」
184社は戻らず、業容2割以上縮小へ 中央青山監査法人
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