国際会計基準審議会(IASB)は、5月12日に、IFRS第10号「連結財務諸表」、IFRS第11号「共同アレンジメント」及びIFRS第12号「他の企業への関与の開示」を公表しました。
以下、ASBJのサイトに掲載されているIASBのプレスリリースの和訳より
「この見直しの完了により、国際財務報告基準(IFRS)と米国会計基準(US GAAP)におけるオフバランス活動の会計処理がおおむね一致することとなり、IASBの包括的な金融危機対応の重要な要素が完結した。
・IFRS第10号「連結財務諸表」は、企業を親会社の連結財務諸表に含めるべきかどうかの決定要因としての支配の概念を識別することにより、既存の原則を拡充している。
・IFRS第11号「共同アレンジメント」は、現行のように法的形式ではなく、権利及び義務に焦点を当てることにより、共同アレンジメントをより現実的に反映する。本基準は、共同支配企業に対する持分の会計処理に単一の方法を要求することにより、共同アレンジメントの報告における不整合に対処している。
・IFRS第12号「他の企業への関与」は、他の企業へのすべての形態の関与に係る開示要求に関する新たな包括的基準であり、これには、共同アレンジメント、関連会社、特別目的ビークル及び他のオフバランス・ビークルが含まれる。」
原文はこちら
IASB completes improvements to accounting requirements for off balance sheet activities and joint arrangements
IASBが3つの新基準書を公表
連結財務諸表、共同契約(ジョイント・アレンジメント)、及び他の事業体に対する持分の開示(新日本監査法人)
連結及びジョイント・アレンジメントに関する5つの基準書(IFRS第10号~IFRS第12号ほか)の解説(あずさ監査法人)
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