東証1部上場の山水電気が、2010年12月期の有価証券報告書について、金融商品取引法が定める期限の同日までに提出できなかったという記事。「実現可能な経営計画の策定ができておらず、会計監査人の監査が終わっていないため」だそうです。
平成22 年12 月期有価証券報告書の提出遅延及び当社株式の監理銘柄(確認中)指定の見込みに関するお知らせ(PDFファイル)
会社法上は、「平成23 年 3 月 2 日付で、会計監査人から会社法に基づく監査において、監査意見を表明しない旨の監査報告書を受領」したものの、定時株主総会にて、株主承認を得ているそうです。しかし、金商法監査上は、「実現可能な経営計画等については社内にて策定中であり、会計監査人への提示に至っておらず、会計監査人による監査手続きが終了していないため」監査報告書を受領しておらず、有報も期限までに提出できていない状況です。
監査人は、意見不表明ではなく、経営計画をもらって(GC付き?)無限定適正意見を出したいのでしょう。
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