財務会計基準機構と IFRS 財団が IFRS 財団と東京のアジア・オセアニアオフィスへの支援を拡大するための覚書を締結(PDFファイル)
財務会計基準機構とIFRS財団の連名のプレスリリース。
財務会計基準機構からの財政支援や東京に設けられている アジア・オセアニアオフィスに関するものです。
「2023 年 3 月 1 日、公益財団法人財務会計基準機構(FASF)は IFRS 財団の評議員会との間で覚書(MoU)を締結した。本 MoU は、IFRS 財団と東京のアジア・オセアニアオフィスに対する FASF からの長期的な財政上のコミットメントを、さらに 5 年間延長するものである。」
「今回の MoU は、FASF の IFRS 財団に対するコミットメントを更新して 5 年間延長し、IASB の姉妹審議会である国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の活動に対する支援にも広げることとしている。 」
「アジア・オセアニアオフィスは、ISSB 理事の小森博司氏及び Tae-Young Paik 氏の拠点として機能している。同オフィスには様々なスタッフが在籍し、IASB の技術的プロジェクト、ISSB のアジア・オセアニア地域におけるキャパシティ・ビルディングと対話のプロジェクトのほか、統合報告プロジェクトに関与している。本 MoU の合意を受けて、これらの活動はさらに強化される。」
IFRS財団側のコメント。
「今回の発表について、IFRS 財団評議員会のエルッキ・リーカネン議長は次のようにコメントしている。
FASF は IFRS 財団にとって貴重な長期的パートナーであり、我々は活動に対する新たなコミットメントに感謝する。東京のアジア・オセアニアオフィスは ISSB の活動を支援するために業務を拡大し、FASF のガバナンス下で最近設立されたサステナビリティ基準委員会(SSBJ)と連携する。東京のアジア・オセアニアオフィスが IASB 及びISSB 双方の活動において重要な役割を果たすことを期待している。 」
ISSBが北京事務所を設けることが今年1月に発表されましたが、東京のオフィスも(財政支援の見返りに?)ISSBに絡ませてもらえるということなのでしょう。