会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

リース取引 資産計上 2~3年後適用 会計基準を国際化 (日経より)

リース取引 資産計上 2~3年後適用 会計基準を国際化 (記事冒頭のみ)

企業会計基準委員会が、すべてのリース取引を貸借対照表で資産計上する会計基準を作成する方針で合意したという記事。

「すでに国際会計基準(IFRS)では導入済みの倉庫や航空機など賃貸借の資産も新たに計上され、日本基準の国際化が加速する。」

「今後、IFRSとの整合性や、連結・単独の財務諸表の関係性などを審議し、公開草案を作成する。再審議を経て基準を公表。企業に対する準備期間もあるため、新しい基準の適用は2〜3年後になりそうだ。」

基本的にIFRSと同じ基準にするのだと思いますが、業界団体は反対しており、すんなり決まるかどうかはわかりません。連単分離という話も出てきそうです。

「一方で導入には課題も残る。リース事業協会は会計基準の変更による追加的な情報効果は大きくないと同時に、財務諸表作成者側のコスト増などの懸念を表明している。社数ベースでみても上場企業で日本基準を採用する企業の割合は約95%と大半。日本基準の国際化は前進するが、導入に向けた課題はなお多い。」

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