スコーピオン・キャピタルという空売り投資家が、レーザーテック(東証プライム)をターゲットにしたレポートを公表したという記事。レーザーテック側は、否定するコメントを出しています。
「アクティビスト(物言う株主)でショートセラー(空売り投資家)のスコーピオン・キャピタルは日本の半導体関連メーカーのレーザーテックに狙いを定めて、会計が疑わしいなどとリポートに記した。
レーザーテックは東京市場引け後の発表文で、「不正会計の疑惑について明確に否定」するとコメントした。」
専門家のコメント。スコーピオンは、あまり実績のないカラ売り投資家のようです。
「岩井コスモ証券の斎藤和嘉シニアアナリストは、レーザーテックを狙ってくるのは「想定外の話」とし、不正会計をする会社とは思えないと述べた。売買代金が首位であることや、流動性が高いために目を付けられたのではないかと分析する。レーザーテックはインテルや台湾積体電路製造(TSMC)のサプライヤー。
スコーピオンは過去にもハーモニー・バイオサイエンシズ・ホールディングスやツイストバイオサイエンスなど、日本以外の企業を標的にしてきた。
みずほ証券の菊地正俊チーフ株式ストラテジストは「日本でトラックレコードのない、空売りを専門とした会社のリポートが市場ではそのままうのみにはされない」と指摘した。スコーピオン・キャピタルの日本での認知度は少ないとし「2件-3件と実績を積み上げないと信頼はされにくい」と述べた。」
スコーピオンのウェブサイト。
↓
https://scorpioncapital.com/
レポートは300ページ超のものです(日本語版と英語版がありますが、英語版が正本のようです)。
その表紙。
免責事項が長々と書かれています。
その一部。
「スコーピオン・キャピタルのレーザーテックに関する⾒解は善意に基づくものであり、その⾒解は本レポートで紹介されている公開情報、出典、取材先、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の投稿を参考にしていますが、スコーピオン・キャピタルはそれらの情報源の正確性について表明・保証できず、していません。いかなる場合もスコーピオン・キャピタルもその関係者も、本レポートに含まれている情報に関連して発⽣するいかなる請求、損失、費⽤、損害賠償について、それが直接的、間接的、懲罰的、⾒せしめ、偶発的、 特別、派⽣的であろうと、責任を負いません。
当社としては本レポートを作成する過程で取材に応じてもらった専⾨家たちがレーザーテックについて信⽤すべき情報源だと確信しています。しかし、彼らから得た情報の正確性について表明・保証できず、していません。
本レポートに記載されている専⾨家の引⽤⽂は、専⾨家が共有してくれた情報の全てが反映されているわけではなく、レーザーテックに関して肯定的な発⾔や逸話が割愛されている可能性があります。」
レーザーテックのコメントは、たった2行です。
一部報道について(レーザーテック)(PDFファイル)
「本日 Scorpion Capital LLC において、当社の不正会計を疑うレポートが発行され、それを受け一部報道機関で報道されておりますが、不正会計の疑惑について明確に否定いたします。」
直近の四半期報告書をみると、監査人は大手の監査法人のようです。一応、安心材料でしょう。