会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

スターゼンが決算発表を延期 従業員が不適切取引疑い(日経より)

スターゼンが決算発表を延期 従業員が不適切取引疑い

スターゼン(東証プライム)で、循環取引など不適切な取引が発覚したという記事。

「スターゼンは8日、従業員が循環取引など不適切な取引を行い、架空の在庫や売上高が生じている可能性があると発表した。」

「同社によると、10月下旬の内部監査において1営業拠点で過年度より不適切な取引が行われていた疑いがあるとの報告があった。損益への影響額は累計で3億円という。」

第2四半期の決算発表は延期とのことです。

特別調査委員会設置並びに 2024 年3月期第2四半期決算発表の延期及び当該四半期報告書の提出期限延長申請の検討に関するお知らせ(スターゼン)(PDFファイル)

「2023年10月下旬の当社監査部の内部監査において、過年度より不適切な取引が行われていた疑いがある旨の報告を受けました。具体的には、当社の1営業拠点において、当社の従業員が過年度より循環取引(取引先数社と当社従業員による架空売上げの循環)等の不適切な取引を行い、当社における架空在庫及び取引先に対する架空売上げが生じている可能性があることが判明いたしました。

事実関係及び当社の業績に及ぼす影響は未だ明確でない点があり、現在、鋭意調査中ですが、これまでの社内調査により判明した不適切な取引による損益影響額は、現時点で累計約3億円です。」

たぶん、不正な取引の金額は、3億円の何倍もの金額でしょう。

冷凍のカニが循環取引されていた例(商品は取引先に預けたことになっている)を思い出しました。この会社の場合は、何だったのでしょう。

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