日本公認会計士協会は、「個別事案審査制度の活動概要(2021年度)」を、2022年6月24日に公表しました。
会員が実施した監査業務等に対する個別事案審査制度の2021年度の活動概要を取りまとめたものです。範囲としては、監査事案だけではく、倫理事案も含まれています。
20ページほどの資料で、主に、前半は制度の説明、後半は2021年度の活動状況です。
事案は、監査・規律審査会→ 綱紀審査会、というルートで処理されます。会員・準会員からの審査申立てがある場合は、適正手続等審査会での検討も行われます。
監査・規律審査会における監査事案の処理状況は...

新規事案は13件、終了事案のうち綱紀審査会での審査を要請したのが3件でした。
改善勧告は5件でしたが、その勧告事項は...
「勧告事項を分類すると、主に次のような内容及び傾向となりました。
・ 企業環境やビジネス及び内部統制の理解が十分でなかったため、リスク評価が適切に行われていなかった。
・ 会計上の見積りの監査において、実施した監査手続が不十分であった。
‐ 経営者が使用した仮定に関する批判的な検討が不足
‐ 判断に際して使用する会社作成資料の信頼性の評価が不十分
・ 訂正財務諸表に対する監査において、識別された内部統制の不備の影響が及ぶ範囲の検討が不十分であった。」
綱紀委員会における処理状況(監査事案と倫理事案の両方を含む)は...

監査事案の懲戒処分の結論は1件だけだったようです。
懲戒処分の状況は...

2020年度に続いて、CPE不正の関係で処分対象人数が例年より大幅に増えています。