会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

三菱食品「売掛照合AI」富士通と共同開発、照合業務を大幅削減(食品産業新聞より)

三菱食品「売掛照合AI」富士通と共同開発、照合業務を大幅削減

三菱食品と富士通が、売掛照合業務を効率化するAI(売掛照合AI)を共同で開発したという記事。

11月からパイロット運用するそうです。

「三菱食品ではこれまで、売掛照合業務に手作業で月1,000時間以上かかっていたが、今回の売掛照合AIの活用で、数百時間を削減することができる見込みだという。」

「売掛照合業務とは、自社請求電子データと得意先支払電子データを照合する業務を指す。両データを伝票番号などの一意な情報で結び付けられない場合があり、これまで、三菱食品では財務経理業務職員が月に1,000時間以上かけて手作業で照合を行っていた。

両社は、こうした照合手作業を効率化するために、600万件に及ぶ取引データを分析し、現場の意見を取り入れながら検証と改善を2020年3月から繰り返した。その結果、財務経理業務職員の暗黙知を抽出し、過去の照合実績データを学習することで、照合結果を提示する売掛照合AIの開発に成功したという。」

得意先側のデータも電子化されているというだけでも、昔からすれば進歩ですが...。

買掛照合AIですでに成果を出しているそうです。

両社の名前でプレスリリースが出ています。

三菱食品と富士通、売買に関わる照合手作業を AI で効率化(PDFファイル)


(上記プレスリリースより)

売掛金の消し込みがうまくいかなくて、中身のわからない売掛金残が発生してしまい、担当者が怒られる、監査法人からも文句を言われるということが、このシステムでなくなればよいのですが。
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