三井物産の2010年4~6月期決算の決算発表に関する記事。
「三井物産は3日、米メキシコ湾の原油流出事故を巡り、油田権益を保有する系列企業が、英石油大手BPから原油回収などの費用約4億8000万ドル(約413億円)を請求されていることを明らかにした。三井物産側は、事故原因が解明されていないため支払いを留保している。」
三井物産2011年3月期第1四半期決算連結決算短信(PDFファイル)
四半期連結財務諸表の注記の中で「メキシコ湾原油流出事故」という項目を設け、説明しています(他の個所でも同様の記述あり)。(決算短信の最後のページです。テキストのコピーができないように細工されています。)
これをみると、事故を起こしたリグ関連の鉱業権や建設仮勘定の減損処理(金額不明)を行っていますが、BPからの請求やその他の訴訟案件については、損失処理していない模様です。「契約上の規定の適用に関して不確定要素が存在」しているそうです。
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