住友商事が2011年3月期の有価証券報告書からIFRSを任意適用するという記事。
「IFRSの任意適用を行うのは日本電波工業に続き2社目」とのことですが、住友商事は米国基準採用会社ですから、一般の上場企業のような「日本基準→IFRS」ではなく、「米国基準→IFRS」となります。その点では、あまり参考にならないかもしれません。
金融庁は、米国基準の容認を継続しない方針です(経済界から反対はありますが)。いったん日本基準に戻ることもできませんから、日本でのIFRS強制適用の有無にかかわらず、米国基準採用会社にとって、IFRS適用は必須となっているといえます。
また、適用の仕方も少し変わっています。記事によれば、2011年3月期は、決算短信と連結計算書類を従来どおり米国基準で作成し、有報のみIFRSだそうです。
住友商事のプレスリリース(PDFファイル)
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