会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

インボイス制度、現役声優が反対のわけ「3割弱が廃業検討」 実力派の脇役減で作品の質低下&業界衰退を懸念(ORICON NEWSより)

インボイス制度、現役声優が反対のわけ「3割弱が廃業検討」 実力派の脇役減で作品の質低下&業界衰退を懸念

声優の有志グループが、インボイス制度を説明したアニメーションを制作・公開したという記事。

「――そもそも「インボイス制度」とは、どのような制度でどういった問題があるのでしょうか?

【甲斐田】 インボイス制度は、消費税に関する新しい制度です。簡単にいうと民間での税金の押し付け合いです。フリーランスや小規模事業者である消費税免税事業者に仕事を依頼していた企業側が、相手が課税事業者になってくれないと納める消費税額が増えてしまうんです。そのため、これまで消費税を納めなくてよかった免税事業者たちが、課税事業者になることを迫られる場面が至る所で起こってしまいます。その影響で、声優やエンタメ業界だけでなく農家さんや一人親方、デザイナー、ライター、漫画家、アシスタント、ヨガインストラクター…その他ありとあらゆる分野で廃業するかもしれない人が多数出てしまうのです。」

「――ではその制度が始まったら、具体的に声優業界はどう変化していくと思われますか?

【咲野】 我々が昨年11月に行ったアンケートでは、現役声優の3割弱がこの制度をきっかけに廃業を検討していると答えました。70%以上の人が年商300万円以下であると回答していますが、仮に年商300万円の状態でインボイスが始まると、年間15万円程度の増税になるという試算もあります。(※現在日本で声優と呼ばれている人は1万人以上 VOICTION調べ)

【甲斐田】 元々声優は人気商売で、安定とは真逆にある仕事です。課税事業者、つまり1000万円以上稼げているのはほんの一部、アンケートでは5%程度しかいないと知って私も驚きました。...来年どころか来月の生活も見通せない中で、多大な事務負担や増税が見えてしまうと、心が折れてしまうのも仕方ないのかもしれません。」

インボイス以前に、業界の低報酬の問題ではないかと思われますが...

ただ、インボイス増税でけっこう大きな影響を受けるということはわかります。

「益税」批判に反論しようというところで終わっているのは残念。2分程度のものです。続編もある?

(補足)

続編も出たようです。

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