辣腕弁護士が立ち上げた「第三者委員会報告書格付け委員会」の意義
当サイトでも取り上げた「第三者委員会報告書格付け委員会」のことを書いた記事。
まず、第三者委員会があやしい存在であることについて
「「第三者委員会ばやりである。不祥事が起きれば必ずと言ってよいほど「第三者」からなる委員会が設置され、真相究明に当たる。」
「テレビでおなじみの元検事など著名な弁護士や大学教授を揃え、大部の報告書をまとめ上げる。あたかも中立で独立性の高い「第三者」が司法に代わって問題点を指摘しているという形をとっている。それを当事者である企業などが恭しく受け取り、再発の防止を誓うのだ。それが一種の「儀式」として慣例化しつつある。
だが待ってほしい。そもそも「第三者」とはどんな立場の人たちなのか。企業で不祥事が起きた際に、第三者委員会を立ち上げるのはたいてい「会社」である。不祥事で責任を負う立場になる可能性がある経営者自身が「選んだ」人たちなのだ。
「第三者委員会」という名前が付けば、公正中立なように世の中は感じるが、実態はかなり怪しげだ。かねてから「玉石混交で、不祥事を起こした組織に都合の良い報告書がかなり目に付く」と指摘されてきた。」
そこで、「第三者委員会報告書格付け委員会」が登場するわけですが、詳しくは記事をご覧ください。
会計監査上は、訂正報告書の監査などにおいて、第三者委員会の結論に引きずられる面もあります。当局による処分も、第三者委員会の報告書に影響を受けていると思われます。つまり、訂正報告の質が、第三者委員会の質によって左右されるということにもなりかねないわけであり、無視できない問題といえます。
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