東証1部上場の日本鋳鉄管で、過去3年間の決算において、発注を受けていない工事の売り上げを計上するなどの不正があったという記事。
不適切な会計処理の発覚及び現時点での社内調査状況について(PDFファイル)
記事でもふれているように、会社ぐるみの不正ではなく、エンジニアリング事業部という比較的新しい部門だけの不正という説明がなされています。
不正の手口は、よくある売上の前倒しだけでなく、受注すらしていない案件を売り上げ計上していたというひどいケースも含まれています。
「工事の元請業者から工事資材が発注されることを当社顧客(当社にとっての発注元)と目論見、売上計上しましたが、元請業者から他社に発注されたことが明らかとなり、売上を取消さざるを得ないことが判明したものです。」
「平成16 年3 月期~平成18 年3 月期の売上物件で、出荷などの売上計上ができる条件が満たされていないにも拘らず、早期売上計上がありました。」
「平成18 年3 月期において発生した費用について、一部合理性を欠く翌期への繰り延べが確認されました。」
3期のうち利益への影響がいちばん大きいのが2006年3月期です。経常利益が約123百万円過大計上されています。絶対額としては大きな金額ではありませんが、訂正前の672百万円の18%にあたり、無視するわけにはいかなかったのでしょう。
最近の「不正経理」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事