法務省ウェブサイトに「司法試験及び司法試験予備試験のデジタル化についてのページ」が公開されました(2024年8月2日)。
令和8年試験から司法試験のデジタル化を実施するそうです。
「【導入範囲等について】
Q1 司法試験及び司法試験予備試験の筆記試験には、短答式試験と論文式試験がありますが、どちらもCBT方式による試験(以下「CBT試験」という。)が導入されるのでしょうか。
A 司法試験については、令和8年試験から短答式試験及び論文式試験のいずれにもCBT試験を導入することを目指しています。
司法試験予備試験については、令和8年試験においては、論文式試験のみを対象としてCBT試験を導入することを目指しています。」(司法試験等のCBT(Computer Based Testing)方式の導入に関するQ&Aより)
(デジタル化に関する概要より)
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「早稲田大学大学院法務研究科の須網隆夫教授
法科大学院の開設当初の理念に照らせば、現状は失敗以外の何物でもない。「法律家の能力は1回の試験では測れない」というのが制度を決めた際の一致点だったが、予備試験との競争を強いられる中で、司法試験合格を目的としてカリキュラムは再編され、法科大学院は予備校化している。
法科大学院在学中受験の導入で、学生はますます試験勉強に追われ、試験科目以外ヘの関心も低下していると感じる。社会と触れながら法律家のあるべき姿を考えるために学生と東日本大震災の被災地の現地調査を続けてきたが、学生の時間確保も難しくなっている。...」