自民党の玉沢徳一郎元農水相が代表を務める「自民党岩手県第4選挙区支部」が、政治資金収支報告書の支出で同じ領収書を使い回していたという記事。使い回して添付された領収書10枚の合計金額は377万5000円にのぼるそうです。
「朝日新聞が県選管に請求し、開示された領収書のコピーによると、通し番号が同じ「010987」の領収書が5枚添付されていた。金額は36万7500円と同じで、日付は03年8月25日、9月25日、10月25日、11月25日(2回)の4種類。費目は「支部会報」や「政党ポスター」などとなっていた。
また、通し番号「010990」の領収書は、金額がいずれも12万8100円で3回添付され、「政党ビラ」「のぼり旗他」などと費目が変えられていた。通し番号「010991」は82万6600円と72万6600円の2枚が添付されていた。」
品目までは改ざんしたのですから、もう少し手間をかけて、いったん領収書をスキャナーで読み込んで連番を書き換え、それをプリントアウトしたものをコピーするなどすれば、発覚しなかったかもしれません(もっと単純に、ワープロで異なる連番を打ち出して張り付けたものをコピーしてもよい)。
コピーの書類は証憑にならない(証拠力が低い)という例といえます。
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