会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

【盛岡】前副社長による会社資金2400万円の私的流用を謝罪(スポーツ報知より)

【盛岡】前副社長による会社資金2400万円の私的流用を謝罪

J3グルージャ盛岡を運営するいわてアスリートクラブで、前副社長による会社資金の私的流用があったという記事。

「発表によると、平川前副社長は3月から8月の間に、現時点で判明している範囲で、会社資金約2400万円を私的流用していた。自身が経営していた2つの会社の資金繰りに充てていたという。

平川氏は8月25日の臨時取締役会で経緯を説明。クラブに与えた損害を全て弁償することを約束し、取締役を辞任する意思を表明し、受理された。クラブは当期の業績が悪化する中、取締役陣から貸し付けを得るなどしていたが、一向に資金繰り状況が改善しなかったため、財務内容を精査したところ、私的流用が判明した。」

他の取締役が会社へ資金援助しているような状況で、私的流用するというのも大胆不敵です。

前取締役による不正事案について

こちらもスポーツがらみのニュースです。

東京五輪コンサル料に「違法性なし」 JOC調査チーム(朝日)

「2020年東京五輪・パラリンピック招致をめぐる資金提供問題で、日本オリンピック委員会(JOC)の調査チーム(座長・早川吉尚弁護士)は1日、大会招致委員会が支払った約2億3千万円のコンサルタント料に違法性はなく、国際オリンピック委員会(IOC)の倫理規定にも違反しないとする調査報告書を公表した。

招致委は13年の招致決定前後の2度にわたり、IOC委員だったラミン・ディアク国際陸上競技連盟前会長の息子で、コンサルタントのパパマッサタ・ディアク氏と関係が深いとされるシンガポールの「ブラック・タイディングズ(BT)」社に対し、コンサルタント料として計約2億3千万円を支払った。...

報告書は、招致委や日本側の関係者はBT社とパパマッサタ氏の間に親交があるなどという事実は承知しておらず、また、金銭の使い道まで認識することはできなかったとして、五輪関係者らに対する贈与の認識はなかったと認定。...」

コンサルタントを間に挟んでいれば免責されるというわけではないと思いますが...。

当サイトの関連記事(この件を取り上げた東洋経済などの記事について)
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