昨年破たんした「セイクレスト」(元ジャスダック上場)が、現物出資財産の水増し評価を行っていたという記事。
「捜査関係者によると、セ社は2010年3月25日、福島県郡山市の不動産会社「カナヤマ」から白浜町の山林の現物出資を受け、第三者割当増資を実施。その際、資産価値を20億円としていた。しかしカ社は約1カ月半前の同年2月9日、山林を大阪市の別の不動産会社から、5分の1以下の3億数千万円で購入していた。取引に関わった株式ブローカーは現物出資を受ける以前から、セ社に増資を用いた資金繰りの助言をしていた。」
ここにも粉飾の指南役がいたようです。
不動産会社 水増し増資容疑で捜索…大阪府警(読売)
「セイクレストは現物出資を受ける際、大阪市内の不動産鑑定事務所が約31億4700万円と鑑定したとし、現地の状況を考慮して評価額を20億円と設定していた。」
土地の鑑定を行った不動産鑑定士事務所も捜索されたようです。監査人も、不動産鑑定士による鑑定評価であれば、ふつうは信用してしまいますが・・・。
セイクレスト破産申請の真相(号外版)
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