安中公社32億円詐欺事件 元職員死亡で22億円の回収めど立たず
群馬県の安中市土地開発公社で、昔、巨額横領事件があったそうですが(1995年に発覚)、その犯人が死亡して、債権回収のめどが立たないという記事。
簿外の借入を行い、その資金を横領していたようです。
「元職員は96年に前橋地裁で懲役14年の実刑判決を受けた。判決などによると、90~95年に借入依頼書を偽造し群馬銀行に提出。自ら開設した口座に振り込ませ約32億円をだまし取った。実際の被害金額はさらに上回る。」
「公社によると、元職員は2022年3月末時点で、22億661万円の債務が残っており、近年は毎月末に1万円程度の返済を続けていた。元職員の死後、相続権者全員が相続を放棄した。」
もともと回収は無理だったのでしょう。
安中市土地開発公社不祥事件における債権の今後の方針について(安中市)
安中市土地開発公社巨額詐欺事件(ウィキペディア)
「1982年から公金を着服していた群馬県の安中市土地開発公社を舞台に職員Xが公社の契約書類を偽造するなどして1987年から1995年にかけて、群馬銀行から約48億円だまし取っていた」
「Xはだまし取った金のうち、骨とう品購入に約10億円使ったほか、不動産やリゾートマンション、会社、貴金属の購入に約5億円、ギャンブルに約1億円、妻や愛人に約1億円など計22億円を費やしていた」
「Xは逮捕時に公印を無断で持ち出して開設しておいた「安中市土地開発公社特別会計」名義の秘密口座には約2億円しか残っておらず、Xの預金残高や骨董品の売却で約6億円返したが、安中市土地開発公社が既に群馬銀行に返済した約7億円を除いても、約35億円の損害が残った」