農協監査の公認会計士監査への移行で監査費用がどのくらい増えるのかを、JA愛知中央会が調べたという記事。
「会計監査にかかる時間や時間単価が増すとみて、愛知県内20JAの合計で従来の全中監査より1億5000万円以上の負担増を見込む。制度移行時に7割のJAで負担増が回避できるとした農水省の調査結果を疑問視。」
「同中央会によると、現行の全中監査のうち、会計監査にかかる費用は県内20JAの合計で約1億円(2014年度)。他県は状況が異なる可能性もあるとしつつ、公認会計士監査に移行すると、同2億5000万~2億9000万円に膨らむと現時点で見積もる。」
「農水省は今年4月、移行に伴うJAの監査費用の調査結果を公表。①初年度には9割のJAで監査時間が増え、費用が膨らむ②移行までに内部統制の強化などの対策をすれば監査時間を短縮し、7割のJAで負担増を回避できる③対策を進めれば、移行3年後にはほぼ同水準以下――とした。」
20JAで「2億5000万~2億9000万円」ということは、1JAで1千万円台前半ということになりますが、銀行業務を含むさまざまな事業をやっていることを考えると、かなり低めの金額のように思われます。それすら高いということですから、厳しい報酬額になりそうです。(大手監査法人は手を出さずに、みのり監査法人に全部任せる?)
あずさ監査法人が委託を受けて調べています。
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平成 28 年度農協監査・事業利用実態調査における農協の監査費用に関する調査委託事業(農水省)(PDFファイル)
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