サクサホールディングス(東証1部)のプレスリリース。
2020年3月期有価証券報告書および2021年3月期第1四半期報告書について、提出期限までに提出ができない⾒込みとなったとのことです。
「当社は、2020 年6⽉ 24 ⽇(⽔)付「特別調査委員会の設置および第 17 回定時株主総会の継続会の開催⽅針に関するお知らせ」にてお知らせしましたとおり、当社連結⼦会社であるサクサシステムアメージング株式会社において、不適切な会計処理に関わる疑義が判明いたしました。本件は、当社の連結財務諸表においても重要な虚偽の表⽰がなされる可能性のある疑義となり、外部の専⾨家および社外監査役から構成される特別調査委員会を設置し、調査を進めてまいりました。」
しかし、特別調査委員会の調査において、新たに発覚した事象に関する事実関係の調査、類似取引の有無の調査等による事実関係の解明に想定以上に時間を要しているとのことです。
「当社といたしましては、決算・開⽰作業に可能な限りの⼈員を投⼊し、全⼒を尽くしておりますが、膨⼤な作業量のため遅延しており、関東財務局から延⻑承認を受けました提出期限である2020 年9⽉30 ⽇(⽔)までに監査法⼈の監査報告書および四半期レビュー報告書を受領し、第 17 期有価証券報告書(⾃ 2019 年4⽉1⽇⾄ 2020 年3⽉31 ⽇)および第18 期第1四半期報告書(⾃ 2020 年4⽉1⽇ ⾄ 2020 年6⽉ 30 ⽇)を提出できない⾒込みとなりました。」
また、2020 年9⽉ 28 ⽇(⽉)付で監理銘柄(確認中)に指定される⾒込みとのことです。
監理銘柄(確認中)の指定:サクサホールディングス(株)(東証)
「同社が有価証券報告書及び四半期報告書を、延長承認を受けた法定提出期限の経過後、休業日を除き8日目の日(2020年10月12日)までに提出しなかった場合、当取引所は同社株式の上場廃止を決定します。
今回、当取引所は、同社株式について、監理銘柄(確認中)に指定し、上場廃止となるおそれがあることを投資者に対して注意喚起します。」
よくある会計不正かと思っていましたが、なんだかこじれているように見えます。どのくらいの影響額の話なのか、概算数値すら開示されていないので、少し不安になります。
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