公認会計士の試験制度改革を取り上げたコラム記事。
前半ではこれまでの経緯について書いています。
合格者の人数を絞り込むことに対して批判的な最後の結論部分については、正否はともかく、個人的な実感とは異なります。
「一つ言えることは、合格者を増やす方向で改革が進んでいた過去20年、会計士業界は大きく発達したことだ。監査法人の規模は大きくなって売り上げも増え、手がけるビジネスの幅も広がった。業界には多様な人材が集まり、会計士の社会的地位も高くなった。
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一昨年まで10%を超えていた合格率が昨年は8%になると、今年の受験者は2万3151人と10%も減った。専門資格予備校の幹部は、「来年以降、公認会計士試験の受験者は激減する」と予測する。門戸を狭めた結果、人も集まらなくなるというのだ。
「合格者が増えればギリギリで通った人の水準が低くなるのは当たり前。しかし、トップはより優秀な人材が来るようになった結果、さらに優秀になった」と大手法律事務所の経営幹部は分析する。「合格者が増えて、専門家になってからの競争が激しい方が、弁護士の質は高まる」というのだ。
試験を超難関とし、一気に人数の絞り込みを始めた会計士業界が今後どうなっていくのか。・・・」
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