監査基準報告書700実務ガイダンス第1号「監査報告書に係るQ&A(実務ガイダンス)」の改正(公開草案)の公表について
日本公認会計士協会は、監査基準報告書700実務ガイダンス第1号「監査報告書に係るQ&A(実務ガイダンス)」を改正する公開草案を、2025年1月17日に公表しました。
大きな改正ではなさそうですが、該当する監査業務については、注意が必要でしょう。
「主な改正内容
(1) 「Q1-11 監査報告書における報酬関連情報開示の省略等」報酬依存度の記載の解説
報酬依存度の開示は、2022年改正の倫理規則が適用される2024 年3月期以降に、当該状況が最初に生じた年からカウントした上で適用を行うこととなっておりますが、本取扱いが十分に理解されていないというご意見を頂戴したことを踏まえ、「監査報告書に係るQ&A(実務ガイダンス)」Q1-11 の報酬依存度の記載に関する解説において、補足を加える形といたしました。
(2) 「Q2-1 監査上の主要な検討事項の適用範囲」の解説
「監査報告書に係るQ&A(実務ガイダンス)」Q2-1における新規上場時の「最終事業年度」の定義と非上場の金商法監査の場合の「最終事業年度」の定義について、現状の記載では両者を混同してしまう可能性があるとのご意見を頂戴したことを踏まえ、両者の定義を明確にするため、記載に補足を加える形といたしました。
(3) その他
上記の他、全体的に四半期開示制度の見直しに伴う用語の修正等を行っております。」