韓国の韓国航空宇宙という会社で粉飾決算疑惑が持ち上がっているという記事。
「韓国航空宇宙の軍需産業不正疑惑を捜査中の検察は、韓国航空宇宙が2013年から部品原価を高めるなど最大数千億ウォン規模の粉飾決算をした疑いがあるとみて調べているとこの日、発表した。検察は韓国航空宇宙が回収できない資金まで会計帳簿に正常な収益として含めたと主張した。
2013年にイラクに24機の国産戦闘機FA-50を輸出し、空軍基地の建設などまで一括受注する内容で約3兆ウォン(約2940億円)の契約を締結したが、資金をすべて回収できなかったというのが検察の主張だ。また高等訓練機T-50系列航空機、機動ヘリコプター「スリオン」など主力製品の部品費用を水増しし、利益を過大計上したとみている。
韓国航空宇宙と同社の監査人の三逸会計法人は粉飾決算ではないと反論した。韓国航空宇宙の関係者は「1999年の設立以降、航空産業の特性に合わせて同じ基準で会計処理をしてきた」とし「中途金が入ってこなくても工程の進行率に基いて売上高を認識したことについて検察が誤解している」と述べた。 」
建設工事の赤字を隠していたというようなことでしょうか。会社や監査人が言うように、工事進行基準を使うこと自体は問題ないように思われます。また、「部品費用を水増し」というのは在庫水増しでしょうか。
三逸会計法人は、PwCの提携事務所のようです。
PwC 韓国(PwC Japan)
「韓国におけるPwCメンバーファームである三逸(サミル)会計法人(以下、PwC韓国)は、韓国で最大規模を誇る会計法人で、2014年3月31日現在、総勢3,366名のプロフェッショナルが所属しています。」
韓国航空宇宙産業(KAI)はどのような会社なのか(中央日報)
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