(情報としては少し遅れてしまいましたが)日本公認会計士協会は、監査委員会報告第76号「後発事象に関する監査上の取扱い」の改正(公開草案)を、2006年5月19日付で公表しました。
基本的な内容は以前と変わっていませんが、会社法上の計算書類や会計監査における後発事象の扱いがすっきりしました。
つまり、後発事象が計算書類等の注記事項(従来は営業報告書記載事項)になり、また、会社法監査における監査報告の内容が証取法監査(いいかえると監査基準どおりの監査)とほぼ同じになったため、会社法でも、証取法の開示や監査における扱いと整合するようになっています。
しかし、会社法監査と証取法監査の監査報告書日の違いによる後発事象の特殊な取扱い(修正後発事象であっても、会社法監査の監査報告書日よりあとに発生したものは、注記のみでよい)は残ったままです。今後、利益処分計算書が監査対象から外れることで、会社法監査と証取法監査の監査報告書日を一致させることは理屈のうえでは可能となったはずですが、実務的にはどうなるのでしょうか。
最近の「日本公認会計士協会(会計)」カテゴリーもっと見る
IASB Esterer理事・鈴木理事へのインタビュー動画配信を開始(IFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」について)(日本公認会計士協会)
「第1種中間連結財務諸表等を含む半期報告書に関する表示のチェックリスト」の改正/「第2種中間連結財務諸表等を含む半期報告書に関する表示のチェックリスト」の公表(日本公認会計士協会)
文部科学省「学校法人会計基準の一部を改正する省令案等のパブリックコメント(意見公募手続)の実施について」に対する意見について(日本公認会計士協会)
「リースに関する会計基準」等の公表に伴う実務指針等の改正(日本公認会計士協会)
IFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」の適用(日本公認会計士協会・財務会計基準機構)
「第1種中間連結財務諸表等を含む半期報告書に関する表示のチェックリスト」・「第1四半期又は第3四半期の四半期決算短信に含まれる四半期連結財務諸表等に関する表示のチェックリスト」(日本公認会計士協会)
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事