会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

ソフトバンクG、買収目的の「空箱」設立へ(日経より)

ソフトバンクG、買収目的の「空箱」設立へ

ソフトバンクグループ(SBG)が「特別買収目的会社(SPAC)」の設立を計画しているという記事。米国ではやっているスキームのようです。

「特別買収目的会社(SPAC)」とは...

「SPACは、上場時に資金を調達する一方、その時点では事業の実体を持たない「空箱」で、有望な会社を将来見つけて買収することが目的だ。米株式市場では2020年7~9月の新規株式公開(IPO)による市場からの調達額630億ドル(約6兆6千億円)のうち、半分をSPACが占めた。」

正式発表されたわけではなく、ソフトバンクグループはノーコメントだそうです。

「SPAC設立についてSBGの広報担当者は「コメントは控える」とした。SPACは買収先を見つけると、その会社と合併。事業を営む買収先が存続会社となって、上場会社となる。仕組み上はビジョン・ファンドの既存投資先をSPACで買収すれば、通常のIPOの手続きなしで上場することができる。」

日経の続報。設立するSPACを米市場に上場する計画だということや、裏口上場という批判があることにふれています。

ソフトバンクG 買収目的の「空箱」、20年内に上場も
米で数百億円規模、投資先が要望
(日経)(記事冒頭のみ)

記事によれば、SBGのSPACは、SBG傘下のファンドの既存投資先の買収には使わないとのことです。本当にそうなのかはわかりませんが、すでにグループとして手広く事業や投資を行っているSBGがSPACを使うとなると、利益相反だらけとなりそうです。

ベンチャー企業が普通に上場するのと比べた場合どうなのでしょう。

SPACが調達資金を全部買収に使ったら、資金は投資先ではなく、投資先の株主にいってしまい、投資先の事業には回りません。合併あるいは、株式交換による子会社化であれば、事業資金になるのかもしれません。記事によれば、買収先会社と合併し、買収先会社が存続会社として上場するのだそうです。

また、記事によれば、日本でもSPACの上場解禁が検討されたことがあるそうです。現政権は規制緩和推進の方向のようですが、米国をまねして解禁するのでしょうか。

ソフバンクGのビジョン・ファンド、今後2週間にSPAC発表へ(ブルームバーグ)

「ビジョン・ファンドのラジーブ・ミスラ最高経営責任者(CEO)はミルケン・インスティテュートのバーチャル会議でブルームバーグとのインタビューに応じ、この取り組みについて言及したが、詳細は提示しなかった。

事情に詳しい関係者によると、ビジョン・ファンドによるSPACの規模は未定。ソフトバンクGは外部からの資金を求める見通しで、自己資金も一部拠出する可能性があると関係者は部外秘情報だとして匿名を条件に話した。」
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