会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

新型コロナで「古典的詐欺」が増加、驚きの実態と予防策とは(DOLより)

新型コロナで「古典的詐欺」が増加、驚きの実態と予防策とは

新型コロナで苦しい状況に陥った企業を狙う「古典的詐欺」に注意すべきという記事。

冒頭で取り上げているM資金詐欺はさすがに遭遇したことはありませんが、「パクリ屋」による被害と思われる例は、監査をしていて、たまに見かけることがありました。

パクリ屋は、M資金と双璧の古典的な手口で、企業を狙った王道ともいえる経済犯罪である。手形や商品の取り込み詐欺、計画倒産を画策した詐欺など、手口は幅広い。

手形振出がピーク時の4%に激減した現在、手形詐欺は姿を消したが、代金を支払わず商品を取り込む詐欺は、今なお至るところで横行している。

新規取引からスタートし、最初は小口の仕入れを重ねて期日通りに支払い、相手を信用させ、次第に取引量を増やす。やがて大量の商品を仕入れると、経営悪化を理由に債務を踏み倒す。」

まともに商売をしていても倒産する場合があるわけで、そうした例と区別がつかないというのが、摘発が難しい理由のようです。

最近は「弁護士一任型」というパターンが増えてきたのだそうです。

「弁護士が表に出て、当人は雲隠れする。そのうち、「債務者と連絡がつかない」「依頼者から弁護士費用が支払われない」などの理由で、弁護士が債務整理を辞任し、うやむやのまま終わる。

パクリ屋と思しき企業をデータベース化すると、興味深い事実が浮かび上がる。その一つは、債務整理に何度も同じ弁護士が登場することだ。そんな弁護士を「訳あり弁護士」として審査担当者や調査マンはチェックしている。」
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