有価証券報告書で役員報酬が個別開示された289人の報酬額リストです。
2010年3月期は役員報酬が最大の話題となりましたが、その総まとめということになります。
役員報酬については個別の金額だけでなく、金額の決め方も開示するようになりました。報酬第1位のカルロス・ゴーンの日産自動車では、以下のような記述となっています(2010年3月期有報より)。
「当社の取締役に対する報酬は、平成15年6月19日開催の第104回定時株主総会において決議されたとおり、確定額金銭報酬と株価連動型インセンティブ受領権から構成されている。確定額金銭報酬は、平成20年6月25日開催の第109回定時株主総会の決議により年額29億9,000万円以内とされており、その範囲内で、企業報酬のコンサルタント、タワーズワトソン社による大手の企業の役員報酬のベンチマーク結果を参考に、個々の役員の会社業績に対する貢献により、それぞれの役員報酬が決定される。
一方、株価連動型インセンティブ受領権は、当社の持続的な利益ある成長に対する取締役の意欲を一層高めることを目的としており、会社のビジネスプランに直接連動した目標を達成することにより付与される。株価連動型インセンティブ受領権は、年間付与総数を当社普通株式600万株相当数を上限としている。」
「<役員報酬の決定方法>
取締役の報酬については、取締役会議長が他の代表取締役と協議の上、各取締役の報酬について定めた契約、業績、企業報酬のコンサルタントによる役員報酬に関するベンチマークの結果を参考に決定する。」
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