PwC、ネットワーク組織を再編 PwC announces new network organisation to build on leading position
2008-09-12
世界4大会計事務所のひとつであるPwCが、グローバルのネットワーク組織の再編を公表したプレスリリースです(2008年8月20日付)。
Beginning 1 October, PwC’s network will be organised into three major geographic clusters led by the Senior Partner of the largest national firm in each cluster. The cluster leaders will coordinate and facilitate activities across the cluster. The East Cluster will be led by Silas Yang, Senior Partner of PwC China, the Central Cluster by Ian Powell, Senior Partner of PwC UK and the West Cluster by Dennis Nally, Senior Partner of PwC US.
ネットワーク事務所を地理的に3つの群(three major geographic clusters )に組織し、それぞれ、各群における最大の事務所(監査法人)のシニアパートナーがトップとして指導することになります。具体的には、PwC China、PwC UK、PwC USの3事務所のパートナーが、それぞれ、東地域、中央地域、西地域のトップになります(東地域は日本ではなく中国です)。
From 1 October, the PwC Network will be led by a new Network Leadership Team comprising Samuel A. DiPiazza Jr., PwC’s Global CEO, plus the Senior Partners of PwC’s UK, US and China firms. Hans Wagener, Senior Partner of PwC Germany will also join the leadership team.
ネットワークのリーダーチームには、現在のGlobal CEOであるSamuel A. DiPiazza Jr.のほか、英国、米国、中国、ドイツの各PwCの幹部が加わります。
The standards that all PwC member firms are obliged to follow are also being revised to increase the responsibility of PwC member firms to meet globally consistent standards across a wide range of areas, reflecting the increasingly global nature of the services offered to PwC’s clients.
すべてのメンバー事務所が従わなければならない基準の見直しも行います。クライアントに提供されるサービスがますますグローバルな性格を有するようになっていることを反映して、各メンバー事務所は、地域を超えて首尾一貫した基準を遵守するより重い責任を負うことになります。
世界中のメンバー・ファームを3つにグループ分けするとなると、日本の監査法人が規模的に中国の事務所に負けてしまうのはやむをえないことなのでしょう。
また、PwCに限らず、ローカル事務所(日本の大手監査法人を含む)に対するグローバル組織の締め付けもますます強まっていくことでしょう。
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