会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

PwC、従業員の再訓練に30億ドルを投資(Business Insiderより)

「その気があるなら、置き去りにはしない」PwC、従業員の再訓練に30億ドルを投資

先日収入増のことを取り上げましたが)PwCがグローバルで、今後3~4年間で30億ドルを職業訓練に投資すると発表したという記事。グローバルの会長にいろいろ聞いています。

「グローバル会長のボブ・モリッツ氏が"記録的成長"と呼ぶ1年を過ごしたPwCは、今後3~4年間で同社の27万5000人の全従業員を対象とした職業訓練に30億ドルを投資すると発表した。最終的なタイムラインにもよるが、従業員1人あたり年間2727~3636ドルの計算になる。」

PwCの従業員も自動化によって職を失うリスクがあるのだそうです

「モリッツ氏は、全ての仕事の30%が2030年半ばまでに自動化されるリスクがあるというPwCの調査を引用して、同社の従業員も例外ではないと指摘した。「世界は急速に変化しているのだから、これは必要不可欠なことだ。そうでなければ、競争力やブランドを失うことになる」と、モリッツ氏はいう。」

しかし、従業員にその気があるのなら、置き去りにはしないのだそうです。(ということは、積極的でないとみなされるとリストラされるということでしょう。)

「大規模な職業訓練の発表は本来、雇用の激変や喪失への恐れとつながるものだが、モリッツ氏はPwCがスキルアップに積極的な従業員の雇用は守るつもりだと語った。「その気があるなら、我々は置き去りにはしない。いま従事しているもしくは希望している特定の仕事を保証することはできないが、ここでの雇用を今後も保証することはできる」と、モリッツ氏は語った。

世界中それぞれの市場に訓練を合わせるため、30億ドルは「従業員をクライアントから引き離し、教室へ送るのに必要な投資」「デジタル・トレーニング・ツールのさらなる開発に必要な投資」「同じテクニックを広めるコミュニティー・プロジェクトに従業員を配置するのに必要な投資」「国連や世界経済フォーラムとの既存のパートナーシップを活用するのに必要な投資」の4つのセクションに分けられる。」

「特定の仕事を保証することはできない」のですから、従業員側も柔軟性を持たないといけないのでしょう。(仕事が変わってまでPwCにいる必要があるのかということもありますが)
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