東京証券取引所は、ネットワンシステムズ(株)に対して、改善状況報告書の提出を求めたことを公表しました(2021年2月5日)。
すでに、2020年3月12日に開示された過年度決算訂正についての改善報告書(2020年6月5日)と改善状況報告書(2020年12月16日)の提出は受けていますが...
「同社は、2020年12月16日、同社における不適切な会計処理に関する外部調査委員会の調査報告書及び過年度の決算内容の訂正を開示しました。
これらにより、同社では、前回訂正の原因となった架空取引と同時期かつ同一の部署で、同社元社員の主導により公共事業案件において水増し取引や架空取引を行い、自らが代表を務める会社へ資金を流出させていたことなど(以下「本件不正行為」という。)が明らかとなりました。その結果、同社は、2016年3月期から2020年3月期までの決算短信等において、上場規則に違反して虚偽と認められる開示を行い、2016年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益の赤字を黒字と偽っていたことなどが判明しました。」
「...同社において追加の改善措置も含めた一連の改善措置が有効に機能することを確認するために、本日より6か月経過後までの改善措置の実施及び運用状況について改めて説明を求めることとし、2021年8月5日までに、改善状況報告書の提出を求めることにしました。」
ということで、テスト不合格、やりなおしということのようです。
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