持続化給付金と家賃支援給付金の申請受付が終了したという記事。
予算をほぼ使い切ったそうです。
「中小企業に最大200万円を支給する持続化給付金とテナント賃料などを補助する家賃支援給付金の申請受け付けが15日、終了した。持続化給付金は12日時点で約421万件、約5.5兆円を給付済みで、新型コロナウイルス感染症の拡大で打撃を受けた中小や個人事業主を下支えする目的を一定程度達成した。」
不正事例も多く、返還金額106億円、返還件数9924件とのことです。
これは税理士が関与した不正。
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持続化給付金詐欺で逮捕の国税局OB 給付金4億円超を請求(ABC)
「新型コロナウイルス対策の持続化給付金をだまし取ったとして、逮捕・起訴された大阪国税局OBの元税理士の男(43)らが、4億円を超える給付金を請求していたことがわかりました。警察は、このうち少なくとも1億円が不正受給だったとみて、捜査を続けています。」
「××被告は、自分が経営していた税理士事務所のスタッフに不正受給の手口を指南したあと、顧問先の企業などに「(給付金支給の)条件に該当しなくても調整する」とメールなどで勧誘していたということです。警察によりますと、××被告の事務所が申請した持続化給付金は計4億3700万円で、このうち不正受給は少なくとも1億700万円にのぼります。」
この事件の犯人は、もともとあやしい人物だったようです。
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持続化給付金詐欺グループの指南役はオンラインカジノ運営に高級マンション居住 被害総額3億円以上か(産経)
「栃木県警が摘発した詐欺グループの指南役は、以前からオンラインカジノを運営し、東京都内の高級マンションに住んでいた。だまし取った給付金のうち指南役に8割、実行部隊に残りが入る仕組みで、県警は指南役が3億円以上荒稼ぎしたとみて裏付けを進めている。」
「捜査関係者によると、××容疑者は給付金詐欺に手を染める前、オンラインカジノの運営や投資関連のセミナー開催などで多額の利益を得ており、インターネットの世界では有名人だったという。」
不正が多い背景は...
「不正受給が相次ぐ背景には手続きの簡素さがある。昨年5月にスタートした持続化給付金は中小企業に最大200万円、個人事業主に最大100万円が支給される。申請に必要な書類は前年度の確定申告書類、売り上げ台帳など減収を証明できる資料、通帳の写し、本人確認書類と少なく、申請から給付まで早ければ2週間程度とスピーディーだ。
警察庁のまとめによると、昨年12月24日時点で、全国の警察に計279人が摘発された。逮捕容疑となっている被害総額は約2億1200万円に上るが、実際の被害はこれを大きく上回ることは確実だ。」
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