遠隔確認や異常値検知 コロナ下で業務の平準化推進(記事冒頭のみ)
大手監査法人におけるデジタル技術を使った監査の取り組みを紹介した記事。
「大手監査法人がデジタル技術を使う監査システムの利用拡大を急いでいる。人を介さずに企業の経営情報を常時確認したり、財務諸表の異常値を検知したりする。新型コロナウイルスの感染拡大の懸念が再び高まるなか、決算期末に集中する業務の平準化や効率化を推進。非常時でも滞りなく監査できるようにする。」
具体的に取り上げているのは...
あずさ(あらたも同様)
「企業の統合基幹業務システム(ERP)に随時アクセスし、受注状況などを遠隔で確認する仕組み」の対象企業拡大
あずさ
「有価証券報告書の財務諸表(日本基準)の数値の検算ソフトを開発」顧客企業の9割で導入
トーマツ
「人工知能(AI)を使い、企業財務を分析」
PwCグループ
「海外ではERPの情報を自動抽出する仕組みを数百社に導入」
あらた監査法人の代表執行役へのインタビュー記事もあわせて掲載されています。
企業との深い対話 重要 PwCあらた監査法人代表執行役 井野貴章氏(日経)(記事冒頭のみ)
「――コロナ禍の対応でわかったことは。
「監査先の企業に行けず、証明書類をPDFでもらうといった対応をとった。ただ結局、改ざんがないか現物と突き合わせる確認作業を後日、集中して行った。これでは紙を置き換えただけの緊急避難策にすぎない」
「リモート監査で必要なのはデジタル化だ。企業側はデータや書類をデジタルで管理し、改ざんを抑止する内部統制を整える。監査法人は企業の生のデータに直接アクセスでき、サンプルを取り出して分析するのが目指す監査の姿だ。経営も監査も効率化できる」」
企業側で対応してもらわないと、リモート監査は難しいということでしょうか。
そのほか、見積り項目への対応やKAM、会計士の未来などについても語っています。
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