金融庁の公認会計士・監査審査会は、「監査事務所検査結果事例集(令和元事務年度版)」を、2019年7月30日に公表しました。
審査会検査における指摘事例等をとりまとめたものです。
「本事例集は、審査会検査における主要な指摘事例や評価できる取組を具体的に紹介することで、監査事務所による監査の品質の確保・向上に向けた自主的な取組を促し、審査会としての監査の期待水準を提示するとともに、上場会社等の取締役・監査役等や投資者等の市場参加者に対する参考情報の提示を行うことを目的としている。 」
約150ページの資料です。
「業務管理態勢編(根本原因の究明)」、「品質管理態勢編」、「個別監査業務編」に分かれています。取り上げている不備事例数は、品質管理態勢編が73件(前年は66件)、個別監査業務編が123件(同左116件)であり、前年版よりかなり増えています。「上場会社による不正会計や海外グループ会社での会計問題の発生が引き続き注目されている状況に鑑み、「グループ監査」及び「財務諸表監査における不正」等において、指摘事項や留意点などの記載を充実させています」とのことです。
監査法人の人は、夏休みの宿題にどうぞ。
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