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昨日、仕事で箱根(仙石原と湯本)に行ってまいりました。
箱根、厳密には大涌谷の近辺ですが、連日テレビで報道しすぎるくらいやってますね。
去年噴火した御嶽山の悲惨な出来事が記憶にまだ新しく、気象庁や箱根町も、安全を最優先して対応しているのだろうと思います。
自然が相手ですから、この先のことは分かりませんが、今現在、小規模噴火の危険があると立ち入り制限されているのは、先にも書きましたが、大涌谷噴煙地を中心とする半径300メートル圏内。遊覧船が航行する芦ノ湖や、箱根の玄関口・湯本、レトロなホテルや店も多い宮ノ下、美術館が多く集まるエリア仙石原などは、通常通りの営業で、道は確かに少し空いていましたが、昨日訪れた美術館のレストランのランチタイムはほぼ満席でした。
ちなみに昨日、関東に住んでいる私の知り合いから、「仙石原は危なくないの?噴火の影響は??」と聞かれましたが、一部の人にとっては大涌谷周辺のことが箱根全体と取られてしまっているようです。
そもそも、テレビなどで使われている「箱根山」という言葉がよくないなーと感じます。
箱根には「箱根山」という名前の山はなくて、「箱根山」というのは、金時山・明星ヶ岳・大観山などからなる箱根外輪山、早雲山・神山・駒ケ岳などからなる箱根内輪山の総称なんですよね。
どこかということが分かりやすいので「箱根山」という言葉を選んで使っているのかもしれませんが。
余談ですが、アナウンサーによっては「大涌谷」のイントネーションがおかしい方も見られ、直したくなってしまいました(汗)。
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ズームしてみました。
確かに、普段の、狼煙のような白煙より、濃くて勢いも量もあると思います。自然相手なので、人の力でどうこうすることはできませんが、ガス抜きになって状態が安定するのであれば、小規模噴火が起きた方がいいのか、でもそうしたら報道がもっと激化する可能性が大、と思うと、なかなか難しいし悩ましいものがあります。
仙石原でパスタランチを取って、湯本へ。
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箱根湯本駅から徒歩で行ける、広大な回遊式庭園をもつ旅館の和食レストランで取材撮影。今の時期は、新緑が本当に美しい。湯本へ下る道すがら、薄紫の花をつけた野生の藤がところどころで見られ、新緑とのコントラストがまた美しかったです。
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撮影後の試食。お刺身メインの和食膳。
冷凍していない、近海で水揚げされたままの新鮮なお刺身、コリコリとした歯ごたえと甘みがたまりません♪
ライターならではの役得であります。
ごちそうさまでした。
そして来週、「今こそ箱根を応援したい!」という、箱根とかかわりのあるとある企業のお仕事で、また箱根入りをすることに。
スケジュール的にはかなりタイトになりますが、御恩返しと思って頑張ります!