アンチの眼

S脳とMCで片付けられるS問題に納得がいかなくて、もっと人の精神性や心理というものを知りたくなった。
それでそんな動画の一つを時々見ていたら、どこにいってもシンパとセットにアンチがいるようで、そこへ粘着しているアンチの言動に茫然、唖然とした。
呆気にとられて見入っていたら、今度は某公党をワーワー語るサイトに飛んで、そんな行きがかり上、今年の後半はそれををめぐる動画をよく観ることになった。

以前にも書いたけど、私は支持政党がないし政治家に殆ど興味がない。
内容は興味がないんだけど、ただアンチとシンパの白熱した言い合いが見慣れた景色と同じだったのが面白くて、かなり見入ってしまった。

どこも同じで、シンパというのは傍から見るよりけっこうシビアに見ている。
「罰が当たる」という特異な観念があった教団の会員でさえ、胸の内は迷いが渦巻いていた。
そんなものはない政党の支持者などは、ここはいいけどここはよくないと結構チョイスというか是々非々である。

でもアンチって、そんな支持者をわざわざ信者と呼んで、盲信で何でも鵜呑みにしている人達にしたいんだよね。
ちょっとの擁護もいちいち潰して、どうしても全否定にしたがるというか。
極端なんですよね。
どこかと同じで、いいところもあるし悪いところもあるが嫌いなんでしょうね。

それから、私みたいにシンパでもアンチでもない人間から見ると、話がいちいち大袈裟に思えてしょうがない。
「どんなに危険な団体であるか」だの「カルト組織のよう」だの「ナチスドイツやオウムと比較しても」だの、恐れ方や比喩を聞いていたら、それほどのもん？何がそんなに影響力あるの？とポカーンとしてしまう。

S問題も興味ない人から見たら、ああこんな感じなんだろうなあと思う。
「自分が興味のない世界のアンチとシンパ」を見たらわかるかもしれない。

「この世で地獄というものがあるとすればS地獄です」なんて、ポカーンなんだろうな(笑)と、
私もかなり遠くなった目で思う。