わりと有名な脳科学者が、男脳女脳についてかなり断言的に語っているのを聞いた。
例えば「女は愚痴を言うのはただ聞いて共感してほしいから。男はアドバイスや結論を言いたがるけど、それはいけない。女を怒らせるだけ」
みたいな感じだった。
が、私はそのようなものは確かに2タイプあるとは思うけど、それはただAタイプ脳かBタイプ脳という感じで、男女のくくりではないと思っている。
実際その例でいうなら、夫は完全に
「愚痴はただただ吐き出したいだけで、アドバイスなんかいらない派」で、
私は「愚痴を言う時は解決法を聞きたいから派」である。
ただ吐き出したいだけの愚痴を聞くなんてのは私は本当に苦手で、夫だけでなく、いつだったかも、とりとめのない女子中学生の愚痴に付き合っていられず、うっかり幾つかの提案をしたら見事に不機嫌にさせてしまった。
殊更ネットに来てから、あくまで私が感じたことだけど、ずっと男女差と思っていた諸々が特に男に裏切られた。
「人の噂話など女の特質」かと思っていたら全然違ったし、「さっぱりしているのが男」なんてファンタジーはいい加減捨てるしかないと思っている。
寡黙とか、余計なことを言わないとか、打たれ強いとか弱いとか、陰険か否なんてのも
男女の差では全くない。
差はあるけど、それはジェンダーからではないと思う。
いやリアルではあるのかもしれないけど、それも最近は知らないし、少なからずネットではそれはなかった。
あくまで一主婦のタワゴトだけど、脳科学者とかいう「お勉強」漬けだったかもしれない人に問いたい。
私の実感ではそんなの、言うほどではないよ。
確かに将棋なんかも男女は分かれているし、少しは、ある分野では、そのようなものはあるとは思うけど、全面的に誇張されすぎ。
その匙加減が大袈裟に思える今日この頃なんだよね。